インフラエンジニアでキャリアアップへ！上流工程にチャレンジ

27歳の高田翔太さんは、転職アプリPITを活用してインフラエンジニアでキャリアアップを希望し上流工程へと転職を果たし、年収を380万円から440万円にアップさせました。PITのサポートを受けながら、上流工程への転職をどのように実現させたのか、高田翔太さんの転職成功の秘訣をお届けします。

転職前はどのようなお仕事をされていましたか？

転職前は、インフラエンジニアとして、主にシステムの設計・構築・運用・保守業務を担当していました。特に、サーバーやネットワークの構築・運用、仮想化技術の導入・管理を中心に、企業のITインフラの安定稼働を支える仕事に従事していました。プロジェクトの中では、要件定義から設計、実装、運用に至るまでの幅広い工程に関わり、特にシステムの安定性やセキュリティの向上を意識した取り組みを行っていました。

また、ネットワーク設計やバックアップ・リカバリ計画の立案、システムの監視ツールの設定・運用、ユーザーサポート業務にも携わり、日々の運用トラブル対応を行っていました。加えて、仮想化環境（VMware、Hyper-Vなど）の構築や、AWSやAzureを活用したクラウド移行案件にも参加し、クラウド技術の基礎を学びました。

そんな中でどうして上流工程への転職を考えるようになったのですか？

インフラエンジニアとして経験を積む中で、システムの運用や保守、トラブルシューティングなどを行ってきましたが、次第に「もっとシステム全体を見渡し、上流工程から携わりたい」という思いが強くなりました。特に、システム構築の初期段階や設計段階での関与が少しずつ増えていく中で、自分が関わる範囲を広げ、より戦略的な立場でプロジェクトに貢献したいと感じるようになりました。

これまでのインフラ業務では、システムが設計通りに動作するように運用・保守を行う立場でしたが、上流工程に携わることで、要件定義から設計、実装までの全体的な流れに深く関与し、システム全体の品質や方向性に直接影響を与えることができる点に魅力を感じました。特に、クライアントのニーズを直接聞き、システム設計やインフラアーキテクチャを提案する立場に立つことで、自分のスキルをさらに広げ、成長できると確信しました。

また、技術的な部分だけでなく、プロジェクト全体の進行管理やチームとの連携も重要な要素となり、コミュニケーション力やマネジメントスキルの向上にもつながると感じたため、上流工程への転職を決意しました。

転職活動時に不安だったことはありますか？

上流工程への転職を考える中で最も不安だったことは、これまでのインフラエンジニアとしての経験が、上流工程にどれほど適用できるかという点でした。インフラ業務は主にシステムの運用や保守が中心で、設計段階に直接関わることが少なかったため、上流工程で求められる要件定義やシステム設計のスキルを十分に持っているのか、また、クライアントと直接やり取りを行う際の対応能力に自信が持てなかったのです。

さらに、上流工程では、システム全体のアーキテクチャや、業務フローを理解したうえでの提案が求められるため、これまで以上に戦略的かつ俯瞰的な視点が必要だと感じていました。これに対して、どれだけ迅速に新しい知識を吸収し、実務に役立てることができるかが不安でした。

また、上流工程に進むことで、技術的なスキルだけでなく、チームメンバーやクライアントとの調整・交渉力も求められます。自分の強みがどこまで通用するのか、また、他の上流工程のメンバーとスムーズにコミュニケーションを取るためのスキルに自信が持てなかったことも不安要素でした。

PITを利用して転職活動してみてどうでしたか？

IT業界でのキャリアプランに不安を感じていたため、PITのキャリアアドバイザーへの無料相談を利用することにしました。自分の今後のキャリアに対して漠然とした不安があり、具体的にどのようなスキルを身につけ、どのような経験を積んでいけばよいのかがわからず、転職活動をどう進めるべきか迷っていたからです。特に、業界の変化が速いため、今後求められるスキルやポジションに適応するために、どのようなステップを踏むべきかについての明確なビジョンを持つことができていませんでした。

そこで、PITのキャリアアドバイザーに相談した結果、元エンジニアであるアドバイザーの方から、自分の将来的な目標をもとに逆算してキャリアプランを作成していただきました。このプランでは、どのスキルを先に習得すべきか、どのようなプロジェクトに参加すれば実務経験を積むことができるかが明確に示され、非常に具体的でした。そのおかげで、今後のキャリアの方向性がはっきりと見え、目標に向かって何を優先的に学ぶべきかが理解できました。

さらに、転職活動においても具体的なアドバイスをいただき、どのような企業やポジションに応募するべきか、自己PRのポイントなど、活動を進める上での自信を持つことができました。PITのサポートを受けて、キャリアの方向性が明確になり、転職活動をスムーズに進めるための大きな助けとなりました。アドバイザーの親身なサポートがあったからこそ、自分のキャリアを自信を持って前向きに進めることができました。

今後の目標（キャリアパス）は何ですか？

今後の目標は、インフラの上流工程でのスキルをさらに深め、システム全体のアーキテクチャ設計やIT戦略の立案に携わることです。現在はインフラエンジニアとしてシステムの運用や構築を担当していますが、上流工程において、クライアントのニーズに基づいた最適なシステムを提案し、設計段階からプロジェクトに関わることで、より戦略的な立場でシステム全体の品質や効率を高めることができると考えています。

まずは、インフラアーキテクチャに関する深い知識を持ち、ネットワーク、サーバー、クラウドサービスなど、システム全体を俯瞰して設計・最適化できる能力を身につけることを目指します。また、プロジェクトマネジメントやリーダーシップのスキルも磨き、チームを牽引し、円滑にプロジェクトを進行できるようになりたいです。

中長期的には、企業のIT戦略を立案し、長期的なビジョンに基づいてシステムを構築する役割を担いたいと考えています。例えば、クラウドインフラの設計や、セキュリティ面での強化、また運用コストの最適化を図るための提案を行うことで、企業の成長に貢献できるようなインフラ基盤を作り上げたいと思っています。

最終的には、インフラの上流工程をリードする立場として、プロジェクト全体を監督し、クライアントとのコミュニケーションを取りながら、より効率的で安定したシステムを提供できるようなスキルを身につけ、ITの分野でより広い範囲で活躍できるエキスパートを目指しています。